ドライフラワーとは生花を乾燥させたお花の事を指します。
今回は自宅でも「簡単」にできるドライフラワーの作り方や「向いているお花」を紹介します。
これさえ知っていたら、切り花を楽しんだ後もお花を長く楽しむことができますよ。
ドライフラワーにお勧めのお花7選
ドライフラワーを作るうえで、最も重要なことは、色を美しく残すことです。
そして、お庭に咲いている時と同じ様に綺麗なカラーを残すには、「水分を早く抜くこと」がポイントになってきます。
そういった事から、あまり水分を含んでいない花や植物の場合は、ドライフラワーを作るのに適しているので、こちらを読んでぜひ参考にしてみてくださいね。
スターチス
ピンクや紫や白色など、カラフルな色のスターチスはドライフラワーにぴったりです。
ドライフラワーにしても鮮やかな色合いが明るくしてくれます。
スターチスについてはこちらでも詳しく書いているのでご覧くださいね。
スターチスの種類と花言葉
カスミソウ
花持ちがよく、お花も小さいので乾燥させやすい花材です。
夏の庭に咲きます。
カスミソウについてはこちらでも詳しく書いているのでご覧くださいね。
バラ
バラは生花の時とドライフラワーになった時では、色味の変化が大きくとても綺麗です。
咲ききってから吊るすと花びらが散りやすかったりするので、注意が必要です。
バラについてはこちらでも詳しく書いているのでご覧くださいね。
あじさい
時期や品種によって仕上がりが変わってきます。
秋ごろにとれるあじさいが綺麗にドライフラワーになるのでお勧めします。
ミモザ
とても人気のあるミモザもドライフラワーにすることが可能です。
ですが、ドライフラワーにするとポロポロと散りやすくなるので、リースなどを作る場合は生花の状態から作る方が良いでしょう。
ケイトウ
色や咲き方の種類が豊富なケイトウは、お庭で育てている方も多いお花ですよね。
ドライフラワーにしても花色が残りやすいのでとても綺麗です。
ただし、カビが発生しやすいため、花同士が触れないようにする必要があります。
ケイトウ についてはこちらでも詳しく書いているのでご覧くださいね。
ラベンダー
こちらもお庭で育てている方が多いお花です。
初夏に見ごろを迎えるラベンダーは香りも安眠効果があり、癒しのお花です。
ドライフラワーにできるお花
ドライフラワーにできるお花は「水分」がすくないものを選ぶと失敗しにくいです。
ドライフラワーにするには、完全に水分を抜くので、始めから水分が少ないお花を選ぶと作りやすいです。
水分が多いものは抜け切るまでに時間がかかるので、その間にお花が痛みやすいので注意が必要です。
ドライフラワーは乾燥しているのですが、枯れかかったお花をドライフラワーにするより新鮮なお花をを乾燥させた方が仕上がりが綺麗なのです。
ドライフラワーにできないお花
ドライフラワーにできないお花の特徴は、水分が多いお花になります。
また、花びらが薄いものも変形しやすく向いていません。
水分が抜けた時に変形したりするお花は、ドライフラワーにしても美しく残す事が難しくなります。
きれいなドライフラワーの作り方
ドライフラワーは人気で、カフエやインテリアショップなどのお店にもドライフラワーを素敵に飾ってあるのをよく見かけますよね。
生花と違って一度飾れば、ある程度の期間は飾る事ができるので、気軽に植物を取り入れることができるのがドライフラワーの良いところです。
ご自宅でも簡単に作れるのでお好きなお花で楽しむ事ができるんです。
作り方もとても簡単なのでぜひ作ってみてくださいね。
必要な道具
- 生花用ハサミ
- 輪ゴム
- 麻紐
- くりっぷ
- S時フック
- クラフトワイヤー
生花用ハサミは必要です。
紙を切ったりする普段使いのクラフト用ハサミを使うと水分で錆びてしまうこともあるし、切れ味が落ちる原因にもなります。
100円均一でそろえる事も出来るので専用のハサミを使うようにしましょう。
1.花の収穫から乾燥まで
育てた花をドライフラワーにする場合は、花を収穫する時間帯は夕方か朝のうちにしましょう。
昼間は植物にとっては水分を発散する時間帯なので水が下がりやすくなります。
花を収穫したら一度バケツに入れて、水分をたっぷりと吸水させてからドライフラワーにする作業に入ります。
花屋さんで買ってきた生花をドライフラワーにする場合も、一度しっかりと吸水させてから作業に入ります。
2.自然乾燥でドライフラワー
直射日光当たらない風通しのよい室内を乾燥場所に選びます。
不要な葉っぱを取り、1本づつ頭を逆さにして吊り下げます。
沢山の本数をいっぺんに吊り下げて作ることもできますが、1本づつ吊り下げるよりは乾燥するのに時間がかかります。
吊り下げて数日後は、花を触るとフニャフニャで柔らかい感じです。
素材にもよりますが、だいたい1~2週間でドライフラワーになります。
3.ドライインウォーター法
ドライインウォーター法とは、お花を少量の水に挿し、少しづつ蒸発させていくことでお花の水を抜いていく方法です。
お花を逆さにせずにドライにできるため、丸い形、ふんわり感を大切にしたいお花に向いています。
4.シリカゲル法
シリカゲル法は、花びらが多い立体的な花に向いた方法です。
この方法ならバラもドライにすることができ、生花の鮮やかな色が残りやすくなります。
タッパーやガラス瓶にシリカゲルを敷き詰め、その上にお花を置くだけです。
スプーンなどを使って、花の上にシリカゲルを振りかけ、完全に埋めて1週間ほどおいておきます。
5.ドライフラワーを作るときのポイント
自然乾燥できれいなドライフラワーを作るには、花が新鮮なうちにドライフラワー作りの作業をすることがポイントです。
花が咲き進んでからは色がきれいに出なかったり、花びらがぽろぽろと落ちてしまったりと状態の悪いドライフラワーになってしまいます。かと言ってつぼみが硬すぎるのも早すぎです。
丁度よいタイミングを見極めましょう。
ドライフラワーを作る時の注意点
お花が新鮮なうちに準備をしましょう!
お花の頭がくたんとしてしまったり、萎れていたり、花びらの色が変色してきている状態になっていたら、ドライフラワーを作るのは難しくなります。
お花が綺麗な状態のうちにお水から上げることがドライフラワーを作る為には大事です。
吊るすときに気を付けること
ブーケの状態のものを1本づつ飾りたい場合は、ばらして1本づつ吊るしてドライにしましょう。
大事なのは風と日差し
風通しの良い場所に吊るして乾かしましょう。
しっかりと乾かして水分を抜きましょう。
日当たりは半日陰が理想です。
直射日光や日差しが強すぎると色が抜ける原因にもなります。
ドライフラワーの作り方まとめ
ドライフラワー作りはとても楽しいです。
お庭のお花で作れると経済的ですし、お気に入りのお花を長く楽しむ事ができるのが特徴です。
生花にはない魅力のドライフラワーはスワッグやリースにしたりと色々なアレンジ方法があります。
綺麗に咲いたお花を長く楽しめるので、お庭でもお気に入りのお花を育てて、そのあとはドライフラワーにして、お花を2度楽しめるのが魅力です。
素敵なお花のある生活をぜひ楽しんでみてくださいね。
▶こちらでもドライフラワーとプリザーブドフラワーについて違いを解説しているので参考にしてみてくださいね。