プリザーブドフラワーの花束って?

プリザーブドフラワーの花束は結婚式のブーケだったり、結婚式のご両親贈呈用のも人気があり、もちろんギフトとしても人気があります。
プリザーブドフラワー自体も手作りですが、花束も手作りで作られています。
今回はプリザーブドフラワーの花束の作り方を紹介していきたいと思います。

プリザーブドフラワーとは?

まずプリザーブドフラワーについてご説明していきたいと思います。
プリザーブドフラワーとは生花(本物の花)を原料として、脱水・脱色加工を行った後、染色液・保存液をお花の内部に満たさせる事で、お花を好きな色に染め上げ、さらにお花その物の瑞々しさを保ちつつ、生花では2週間ほどしか持たない保存性をより長期的な保存法を実現したお花になります。
また、生花(本物の花)を使用しているため造花にはなりませんし、保存料といっても食用の着色料などを使用しているため万が一食べても害はありません。

プリザーブドフラワーの花束は手作り!

プリザーブドフラワーの花束は手作り!

最近人気があるプリザーブドフラワーの花束は手作りで作られています。
プリザーブドフラワーは、生花(本物の花)の様な瑞々しさや質感、美しさを長期間保つことが出来る様に加工したお花は、手間もかかっているぶん購入するとなるとお値段も高くなっています。
ですが、自分で材料を全て用意し、花束を作ると結婚式などで使用する場合だとコストも抑えることが出来ますし、自分好みの花束を作ることが出来ます。
また、手作りのプリザーブドフラワーの花束を貰う側としても長期保存が可能な分、一生の思い出となります。

プリザーブドフラワーの花束の作り方

プリザーブドフラワーの花束の作り方

ではどのようにプリザーブドフラワーの花束を作成していけば良いのかを順を追って説明していきます。

①用意する物を揃える

  • メインとなるバラなどのプリザーブドフラワー
  • メイン同士の隙間を埋める小花
  • 花束のの裏側を彩るリボン
  • ワイヤー
  • フローラテープ
  • 持ち手を飾るリボン
  • ワイヤーカット用のはさみ等

②ワイヤリングをする

花材としてのプリザーブブドフラワーはその製法上、茎が無い状態で販売されている物がほとんどです。
そのためお花自体にワイヤーを施すことで、茎の代わりにしてやり、それを活用する事で花束を作成していきます。
ですので、初めに花材に対してこのワイヤリングを施すことが必要になります。

③テーピングをする

ワイヤリングを行ったお花に対して、フローラテープを巻いていきます。
これはワイヤーがむき出しのままだと見た目にも影響を与えますし、作業を行う上で扱いにくくなってしまいますので、それらを防止するために行います。
束ねたワイヤーが太くなりすぎないように薄くしますが、きっちり固定し全体を覆い隠せるようにしっかりと巻いていく事が大切です。

④使用するパーツの準備

ワイヤリングとテーピングを全てのお花に施し、花束の素材としてそのまま使える状態にします。
単調で地道な作業ですが、この下準備の出来によって花束の仕上がりの美しさにも影響してきます。

⑤ブーケ全体の大まかなフレームの設定

全てのパーツの準備が整ったら、花束の組み立てになります。
メイン同士の花材が触れ合うか触れ合わないか程度の間隔が一般的な花束ではよく見られます。
大まかなフレームがある程度決まったら、ワイヤーを曲げた箇所をフローラテープで1周程仮止めを行います。

⑥メインとなる花材の配置

フレームが決まったらお花とお花の間にメインとなる花材を配置していきます。
この時、花束全体が丸い形になる様に意識しておくと綺麗な形になります。
大きいお花から順番に、お花とお花の間がそれぞれ等間隔になる様に配置していきましょう。
また、この時同じ色や同じ種類のお花が上下左右で同じになるなど、
似たような色や形が連続してしまう事が無いように注意しましょう。

⑦細かい隙間を埋める

メインの花材の配置が完了したら、残りの細かい隙間を用意していた小花等で埋めていきます。
隙間が見えなくなる様に、バランスよく隙間を埋めていきます。
1か所だけたくさん小花を詰め込むと、その箇所だけやけに目立ち、アンバランスな印象を与えてしまいますので詰め込みすぎに注意しましょう。

⑧全体のバランスチェックを忘れずに

お花の配置が完了したら、花束としては残りは仕上げの工程のみとなります。
この時点で全体のバランスを確認しましょう。

⑨花束の裏側(手持ち側)の装飾

お花の部分は完成しましたが、花束を裏側(手持ちの側)から覗き込むと、テープで覆われたワイター達が剥き出しで丸見えではもったいないので、この骨組みをリボンの装飾で隠してしまうのがおすすめです。

⑩持ち手の装飾

裏側を装飾するパーツが配置できましたら、持ち手となる箇所をフローラテープで上から下までしっかり固定し、持ちやすい長さでカットします。
拳一個分より少し茎が飛び出る程度の長さが握りやすいでしょう。
カットしたら持ち手のフローラテープを覆い隠す様にリボンを巻き付け、見た目を整えたら完成です。

以上が花束の作り方になります。
初めてプリザーブドフラワーから作り花束を作成する場合は時間と失敗を繰り返すかもしれませんが、
ギフトとして、相手のことを思い、いちから作ることは貰う側は非常に思い出にもなりますし、一生忘れることはないでしょう。

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