アレンジなどでよく使われるお花の1つ、アルストロメリア。
あまり聞きなじみがなくどんなお花か分からない方も多いでしょう。
今回はアルストロメリアの種類や花言葉を詳しくご紹介します。
アルストロメリアってどんなお花?
アルストロメリアの基本的な情報です。
- 学名|Alstromeria
- 科名|ユリズイセン科
- 属名|ユリズイセン属(アルストロメリア属)
- 和名|アルストロメリア、ユリズイセン
- 英名|Lily of the lncas
- 開花時期|4〜7月
以上がアルストロメリアの基本データです。
アルストロメリアは、南アメリカが原産地です。
種を南米旅行中に採取した植物学者が
親友の名前にちなんでつけたのが「アルストロメリア」になったと言われています。
日本ではユリズイセンとも呼ばれますが、花の見た目から「ペルーのユリ」とも呼ばれています。
アルストロメリアは花束でどう使われる?
アルストロメリアはアレンジをするときに、「マスフラワー」として使われます。
マスフラワーは花びらが多く集まった、1つの花に対してたくさん花びらがつくお花です。
アレンジではメインになるお花です。
アルストロメリアの特徴
アルストロメリアは、球根の植物です。
鉢植え、地植えどちらでも育てることが出来るお花です。
背丈は約50センチまで伸びます。
葉はその茎から伸びてきますが、根本で反転してそのまま育ちます。
つまり普段見るアルストロメリアの葉は、裏返しということです。
アルストロメリアの花びらは6枚です。
外側の3枚と内側の3枚では、形がそれぞれ違います。
外側の3枚は、大きく丸みを帯びた花びらです。
内側の3枚は、外側の花びらよりひと回り小さく、花びら全体にはまだら模様や縞模様がついています。
アルストロメリアの種類
アルストロメリアは、たくさんの種類があります。
原種だけでも50種類ほどあると言われています。
交配や品種改良で100種類も種類があります。
カラーバリエーションも、赤、白、ピンク、紫、黄色など鮮やかです。
まず、品種タイプをご紹介します。
ハイブリッドタイプ
違う系統をかけあわせて作られた高雑種です。
春に開花時期を迎える花以外は、形や特徴なども様々で
どんどん新しい品種が作られています。
バタフライタイプ
小さめのものが多く、春〜秋という長い期間にわたって花を咲かせます。
耐寒性が弱いのが特徴です。
このバタフライタイプと他の品種を交配させた品種をタッセンタイプといいます。
カルメンタイプ
春と秋に花が咲く品種です。
葉焼けを起こしにくくサイズも大きすぎないので、家庭でも簡単に育てられます。
オーランチカタイプ
原種のオーランチカとオーランチカをかけ合わせて作られた品種を指します。
耐寒性が強く、寒い地域でも育てられます。
耐暑性が弱いので夏には葉が枯れてしまいます。
人気のアルストロメリアの品種
アルストロメリアの品種の中でも人気のものをご紹介します。
インディアンサマー
黄色、オレンジを基調とした鮮やかな花色に、葉の色がシックな組み合わせが人気の品種です。
アルストロメリアの中でも、丈夫で耐暑性があるので暖かい気候でも育てることができます。
春と秋の2回、開花時期があるのも人気の理由です。
ロックンロール
10年かけてオーストラリアで作られた品種です。
朱色のようなはっきりとした色の花が鮮やかで人気です。
白色で緑の斑模様が入った珍しい葉も、インパクトが強く個性的なお花が好きな方にはとくにおすすめの品種です。
若葉のころの葉はクリーム色で、だんだんと白くなります。
育てながら変化を楽しめるのもポイントです。
プルケラ
アルストロメリアの原種の1つです。
赤と緑が混じった色とユリのような筒状の花が特徴です。
アルストロメリアの和名「ユリズイセン」はこのプルケラを指す名前でした。
野生的な見た目通り、強い花でほったらかしでも育つので人気です。
アルストロメリアの花言葉
アルストロメリアの花言葉をご紹介します。
アルストロメリア自体には、
「持続」「エキゾチック」
という花言葉がついています。
同じ花でも色が違うと花言葉は変わってきます。
色ごとの花言葉もご紹介していきます!
アルストロメリア|白色
白色のアルストロメリアには
「凛々しさ」
という花言葉がついています。
アルストロメリア|赤色
赤のアルストロメリアには
「幸い」
という花言葉がついています。
アルストロメリア|ピンク
ピンクのアルストロメリアには
「気配り」
という花言葉がついています。
アルストロメリア|青色
青のアルストロメリアには
「知性」「冷静」
という花言葉がついています。
アルストロメリア|黄色
黄色のアルストロメリアには
「持続」
という花言葉がついています。
アルストロメリア|オレンジ
オレンジのアルストロメリアには
「友情」
という花言葉がついています。
アルストロメリアは鮮やかで派手な発色が魅力!
南アメリカが原産地ということも関係あるのか、明るい色の花が多いアルストロメリア。
派手な花色も沢山あるので、アレンジではメインになるお花です。
色も沢山あるので、好みを見つけてみてくださいね。