ユリの種類を調べていると必ず出てくるユリの仲間の「テッポウユリ」。
白い花びらが美しく、冠婚葬祭やイースターなど、幅広く使われるお花です。
そんなテッポウユリの種類や特徴、花言葉をご紹介します!
テッポウユリってどんなお花?
はじめに、テッポウユリの基本的な情報をご紹介します。
- 学名|Lilium lily
- 科名|ユリ科
- 属名|ユリ属
- 和名|鉄砲百合
- 英名|Easter lily
- 開花時期|6〜8月
テッポウユリは、純白でラッパ状に花びらが開きます。
テッポウユリの原産地は実は日本です。
近年たまに道でも見かけますが、それらはほとんどが外来種です。
テッポウユリはアレンジでどう使う?
テッポウユリは、アレンジメントする際ユリと同じく
「マスフラワー」として使われています。
マスフラワーとは、多くの花びらが集まっているお花のことです。
ひとつのお花に花びらが沢山ついています。
アレンジメントではメインとなるお花です。
テッポウユリの特徴
テッポウユリは、ユリ科ユリ属の日本固有種です。
九州から沖縄にかけて分布していて、暖かい気候を好みます。
明治時代に海外にも輸出されるようになり、ヨーロッパの気候でも育ちやすかったので人気がでたお花です。
茎の細さに対して花が大きいので、風が吹けば揺れます。
このことから「揺すり」と呼ばれ、変化していき「ユリ」となりました。
その中でテッポウユリは、形が鉄砲に似ているのでテッポウユリと名付けられました。
花が横向きに咲くのが特徴です。
テッポウユリは病気を持ってる?!
市販されているテッポウユリ、実はほとんどの花がウイルス病にかかっているそうなのです。
ウイルス病と言っても、特に問題は起こしません。
ただ、別のウイルスに感染したユリ科の植物の蜜を吸ったアブラムシが
テッポウユリの蜜も吸うと、モザイク病などの病状をもたらします。
アブラムシにはくれぐれも注意しましょう。
テッポウユリとそっくりな種類
テッポウユリとそっくりなお花があります。
それぞれの見た目の特徴と見分け方をご紹介していきます。
テッポウユリ
茎と葉が比較的太い
花が横向きに咲く
蕾の時の状態はふっくらしている
花びらが反り返っていなく、尖っている
タカサゴユリ
背丈が高い
花と葉が細い
花がやや下向きに咲く
花の外側に赤い縞模様がある
シンテッポウユリ
背丈が高い
花と葉が細い
花自体の色は白1色
タカサゴユリとシンテッポウユリは特に似ています。
細長くて背の高いユリ、赤い縞模様があるかないかで判断しましょう。
テッポウユリの花言葉とは?
テッポウユリには
「純潔」「甘美」「威厳」
という花言葉がついています。
白のユリは、聖母マリアを象徴する花とされています。
ここから「純潔」という花言葉が付いたとされています。
元々のユリの花言葉からテッポウユリにも「威厳」という花言葉がつきました。
タカサゴユリの花言葉
タカサゴユリには
「威厳」
という花言葉がついています。
ユリ自体の花言葉からつけられています。
シンテッポウユリの花言葉
シンテッポウユリには
「純潔」「甘美」「無垢」「威厳」
という花言葉がついています。
シンテッポウユリは
テッポウユリとタカサゴユリを掛け合わせて作られた品種です。
そのため両方についている花言葉が全てつけられているのですね。
テッポウユリやユリをアレンジで使うと華やかに!
同じユリで、どちらも花束やアレンジに使われやすい人気のお花です。
開花時期もほぼ同じで、同じ時期に店頭に並びます。
ユリを使う際は、花自体が大きいのでインパクトのあるアレンジメントに仕上がります。
テッポウユリは、ユリと比べると小ぶりですが純白な色と華やかさはユリに劣りません。
ユリよりも派手にしたくないときはテッポウユリを使う、など調節もしやすいので
アレンジではおすすめのお花です。