ヒメヒマワリの種類と花言葉

ヒメヒマワリは夏のお盆や、秋のお彼岸時期に活躍します。
パッと明るく、暑い季節にも長もちするタフさ。
1本に小さな花が枝分かれして咲くスプレー咲きである事。サブの花として、丁度いい花の大きさで、夏の花束やアレンジに重宝するお花です。

今回はそんなヒメヒマワリとはどんな植物なのか、花言葉や種類などをご紹介します。

ヒメヒマワリってどんなお花?

ヒメヒマワリの基本的なことを紹介します。

  • 学名|Heliopsis helianthoides
  • 科名|キク科
  • 属名|ヒリオプシス属
  • 英名|False Sunflower
  • 和名|菊芋擬き(きくいももどき)石芋(いしいも)
  • 開花時期|6〜9月

以上がヒメヒマワリの基本データです。
ヒメヒマワリと呼ばれ流通していますが、小さいヒマワリと間違われやすい切り花ですが、違う植物でヘリオプシス属の品種群をお花屋さんではヒメヒマワリと呼んだり、和名の石芋(いしいも)と呼んだりします。

ヒメヒマワリはアレンジでどう使う?

ヒメヒマワリは、花束などにアレンジする時「フィラーフラワー」として使われます。
フィラーフラワーとは花と花の間を埋めたり繋げたりするために使います。
またボリューム感や立体感も出せますが、目立たせたい花が霞んでしまうこともありますので注意して使うようにしてください。

ヒメヒマワリの名前の由来

ヒメヒマワリの名前の語源については和名と英名で2つあるのでご紹介します。

英語では「False Sunflower」

これはひまわりが太陽の形に似ているからという説や、「following the sun(太陽に従う)」から「sun-follow」になり「sunflower」に代わっていったという説などがあります。
英語名でもひまわりは、太陽と関連して名前が付けられています。
ひまわりのお花をイメージすれば、サンフラワーという名前が連想できるような気がしますね。

和名では「菊芋擬き」

ヒマワリ属に属する菊芋(きくいも)という植物に花が似ている為、菊芋擬き(きくいももどき)といった名前が付きました。

ヒメヒマワリの特徴

良く分枝し、高さは60cm~150cmになります。
茎には粗い毛が生え、ざらつきがあります。
1年草で、短命な多年草です。

ヒメヒマワリの花の種類

ヒメヒマワリは一重咲きと八重咲きの品種が出回っていますが、よく見かけるのは八重咲き種です。

今回は日本で見られる代表的なヒメヒマワリをご紹介します!

陽光

一重咲き。花は濃い目の黄色で葉色が濃く、茎は黒味を帯びます。
タネから育ったものは元の緑葉に戻りやすいので、こぼれダネに注意しましょう。

ロレイン・サンンシャイン

班入り葉の品種。葉脈の部分は緑色で、全体が淡黄色となる。

花径3~4cmの完全八重咲き品種。
葉が小さく、花壇や切り花に使いやすく、利用も多いです。

華姫

旭を一回り大きくしたような品種で、ボリュームがあります。

ヒメヒマワリの植え付け

ヒメヒマワリは自宅で育てることも可能です。

今回は古くから愛される美しい花、ヒメヒマワリの育て方についてご紹介します。

土づくり

市販されている庭木用の土、もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

植えつけ方法

ポットに根が回ったら花壇やプランターに定植します。
花壇に植える場合は、腐葉土(又はバーク堆肥)を1㎡当たり5~10Lほど入れて庭土とよく混ぜ合わせてから植え付けます。

植えつけ場所

日当たりと水はけのよいところに植えつけます。
水はけが悪いと、白絹病が発生することがあります。
鉢やプランターも日当たりがよいところで育てます。

ヒメヒマワリのアレンジ

洋風や自然風の庭に合います。
根張がよく、やや大きくなるので地植えが向いています。
花壇の中から後ろ側に用いると良いです。
花もちが比較的よいので切り花にも向いています。広がって咲くのが魅力的なので、寄せ植えにはあまり向いていません。

ヒメヒマワリのお手入れ

日当たりと水はけのよい、場所を好みます。
加湿や日照不足には弱いですが、暑さや乾燥には強いです。
過保護にせず育てる事が可能です。

管理

花がら摘み以外は放任で構いません。
条件が良くないと倒れやすいので、初夏に摘心し、開花時期は支柱を立てます。
冬は枯れた地上部を整理します。

肥料

緩効性肥料を春と初夏、秋に控えめに与えます。

病害虫

特別な病害虫の害はありません。

ヒメヒマワリの花言葉

ヒメヒマワリにももちろん花言葉はあります。
ヒメヒマワリ自体の花言葉は「憧れ」「崇拝」「誘惑」です。

それでは花言葉を見ていきましょう!

ヒメヒマワリの花言葉|「憧れ」

「憧れ」はひまわりの花が古代インカ帝国で太陽神の象徴として崇拝されていたことや、ギリシャ神話に太陽の花として、太陽の花として、太陽神に恋していた海の妖精に由来します。

ヒメヒマワリの花言葉|「崇拝」

崇拝と聞くと相手も遠慮してしまうかもしれませんが、憧れの意味があるそうです。

ヒメヒマワリの花言葉|「誘惑」

気になる方へ誘惑したいという意味もあるそうです。

ヒメヒマワリを切り花にして楽しもう

日本の代表であるヒメヒマワリはスプレー咲きで使いやすいこと、くっきりとした黄色が鮮やかな事から、夏のお盆や秋彼岸などにも活躍します。
1本200円くらいのお手頃価格で、暑い時期にも比較的日持ちするので、夏に嬉しい、気取らずに楽しめる楽しい素朴なお花です。

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