色鮮やかな花を咲かせるフリージア。
品種や花の色もたくさんあるので、同じフリージアでも少しずつ違った印象があります。
今回はこのフリージアについて、種類や花言葉などをご紹介します。
フリージアってどんなお花?
まずはフリージアの基本的な情報をご紹介します。
- 学名|freesia hybrida
- 科名|アヤメ科
- 属名|フリージア属
- 和名|香雪蘭、浅黄水仙
- 英名|freesia
- 開花時期|2〜6月
以上がフリージアの基本データです。
フリージアは香り高い花です。
きつい香りではなく、香りはリモネンという柑橘類の果皮に含まれる成分です。
この香りは神経を落ち着かせてくれる働きがあるとされています。
安らぎを感じられるという理由で、飾っている方もいます。
そのため和名では香雪蘭と、「香」という漢字が使われています。
フリージアはアレンジでどう使われる?
フリージアは、花束などにアレンジする際「フィラーフラワー」として使われます。
フィラーフラワーはお花とお花の間を埋めて空間をなくし、全体を調和させるためのお花です。
フィラーフラワーは、主に一つの茎から枝分かれし、たくさんの小花つけるお花が使用されます。
また、「ラインフラワー」として使われることもあります。
フリージアの種類
フリージアの原種はもともとアフリカ大陸にしか咲いていませんでした。
現在ではオランダを中心に品種改良が行われ、日本でも栽培されています。
日本国内で栽培されているフリージアのほとんどが海外で作られていた品種でした。
今まで原色系しかなかったフリージアですが、パステルカラーのフリージアが日本で開発されました。
一般的によく栽培されているのが、オランダで品種改良された「アームストロンギー」「リキトリニー」「コリンボーザ」「スパルマンニー」などです。
小さなユリのような見た目をしていていますを
「アームストロンギー」は、白の花で中心がオレンジ、縁の部分が紫〜ピンクの美しい色彩の花を咲かせます。
そして幻の品種と呼ばれているのが「ファンタジー」です。
初めての八重咲きのフリージアで、あのジョンレノンのアルバム「ダブル・ファンタジー」はこの花から付けられたのではないかとも言われています。
原種以外の種は、病気などに多少弱いというのが弱点です。
現在150種類以上あるフリージアですが、いくつかピックアップしてご紹介していきます。
フリージア ムイリー
ムイリーは、草丈が5〜15センチほどの小型の種類です。
白の花びらに黄色が少し入っている可愛らしいお花です。
フリージア ハネムーン
ハネムーンは、八重咲きで淡いピンクの優しい雰囲気の種類です。
大輪ですが、形はすっきりと整っているのが特徴で、フリージアコンテストでの優勝歴もある品種です。
フリージア ポートサルー
大きな花と、端正な形が特徴的な品種です。
鮮やかな黄色がとても綺麗な花です。
フリージア カシス
八重咲きの大輪で豪華な花を咲かせる品種です。
カシスという名前に相応しい、濃いピンクの花びらがとても綺麗な花です。
香りが豊かなのも特徴的です。
フリージアの花言葉
フリージア全般についている花言葉は、
「純白」「純潔」「感謝」「親愛の情」「期待」「清い香り」
と、あります。
では、色別の花言葉も見ていきましょう。
白のフリージアの花言葉
「あどけなさ」
赤のフリージアの花言葉
「純潔」
黄色のフリージアの花言葉
「無邪気」
紫のフリージアの花言葉
「憧れ」
香りと鮮やかさを楽しませてくれるフリージア
香り高いフリージアは飾っていると安らぎを与えてくれます。
見た目の鮮やかさは目で見て心を豊かにしてくれます。
目と鼻両方で楽しめるフリージアはこれからの季節にとてもおすすめな花の一つです。