ゴデチアの花は密集して咲く姿が美しく色鮮やかなお花です。
長く花は咲き続けませんが、2週間ほど花を楽しむ事が出来ます。
今回はそんなゴデチアとはどんな植物なのか、花言葉や効能などをご紹介します。
ゴデチアってどんなお花?
ゴデチアの基本的なことを紹介します。
- 学名|Godetia hybrida Hort
- 科名|アカバナ化
- 属名|サンジソウ属(ゴデチア属)
- 英名|Farewell to spring Godetia
- 開花時期|5〜7月
以上がゴデチアの基本データです。
カラフルな花色と、サテン生地のような光沢のある質感の花弁が魅力のゴデチア。
株元から分岐して頂点につぼみをつけ、密集して沢山の花をつける、人気の秋まき一年草です。
ゴデチアはアレンジでどう使う?
ゴデチアは、花束などにアレンジする時「ラインフラワー」として使われます。
ラインフラワーとは、一本の茎の線上に花をつけるお花です。
空間を出したり線を活かすアレンジで使われます。
ゴデチアの名前の由来は
ゴテチアの名前の由来は、19世紀のスイスの植物学者であるシャルル・ゴデ(CharlesHenriGodet)だと言われています。
また英語名である「Fareaell to Spring(春よさらば))」は、ゴテチャが春の終わり~夏にかけて開花することが由来となっているようです。
更に、同じアカバナ科のマツヨイグサに見た目が似ていて、花色が多いことから和名では「イロマツヨイグサ」と呼ばれることもあります。
ゴデチアの別名はイロマツヨイ(色待宵)
別名のイロマツヨイ(色待宵)はマツヨイグサに似た花から採られましたが、ゴデチアはもっと色鮮やかで華やかです。
花びらは薄く、光沢があります。
ゴデチアの花の特徴と種類
ゴデチアは、ゴデチア・アモエナとゴデチア・グランディフローラとの交雑により、多くの園芸品種が生まれています。
高性品種から矮性品種、大輪や八重咲気品種があります。
サテンのような光沢と紙細工のようなひらひらとした花弁が花壇に華やかにしてくれます。
華やかな色が多いですが、透明感があるので、上品な印象です。
花が茎の先端に上を向いて咲き、水揚げ、花もちがよいので、切り花としても利用できます。
しかも切り花にしたあとも小さな蕾まで咲くので、長く楽しめるんです。
今回はいくつか代表的な人気のシオンを集めてみました!
サティン
やや矮性の品種でコンテナ栽培に向きます。
花径は5㎝程です。
ドワーフ・ゼム
草丈20㎝ほどの極矮性品種で、倒れにくく、こんもりと茂ります。
ジューン
草丈40㎝~60㎝で茎の先端に10輪ほどの花をつけます。
株元の分岐もよく、ボリューム感があります。
ゴデチアの花の特徴
春から初夏に移り変わる頃、花びらが薄紙のようにヒラヒラした光沢のある花を咲かせます。
別名のイロマツヨイの名の通り、ツキミソウに似た花の形をしています。
花びらは雨に弱いです。
株はよく分岐してこんもりし、花を頂部に咲かせるので切り花にも使いやすいです。
耐寒性
耐寒性は強いですが、花は雨で傷みやすいです。
肥料は与えすぎると間延びして倒れやすくなるから少量の元肥飲みとします。
日照量
適湿を好みますが、乾燥にも耐えれます。
徒長しないように、なるべくよく日の当たる場所で育てます。
ゴデチアの植え付け
カラフルな花色と、サテン生地のような光沢のある質感の花弁が魅力のゴテチア。
株元から分岐して頂点につぼみをつけ、密集して沢山の花をつける、人気の秋まき一年草です。
タネまき
暖地では秋まき、寒地では春まきにします。秋まき草花の中ではやや遅く、10月上旬がまきどきで、春まきは、室内で3~4月まきにします。
発芽適温は15℃~20℃、直根性のため、箱まきで小苗のうちにポットに移して育苗するか、小ポットに直まきして育てます。
ポットに3~4粒ずつまき、うすく覆土します。
ジョウロで静かに水をやるようにすれば5~7日で発芽します。
育苗
芽が出たら徒然しないよう、よく日に当て、少し乾かし気味に育てます。
本葉がでてきたら間引いて丈夫な苗に育てます。
ゴデチアは日当たりを好むので日当たりの良い場所で育てます。
定植
ゴテチアは酸性土を嫌うため、1平方メートル当たり苦土石灰を200gまき、よく耕して地ごしらえをします。日当たり風通しがよく、水はけのよい場所を好むので、土を10cmほど盛り上げて畝または床づくりをし、20㎝間隔で、わい性種は15㎝間隔に植えつけます。
鉢、プランターの培養土も苦土石灰を混ぜて酸性強制をしたものを使う事が大切です。
肥料
鉢植えでは植え付け時と春の3月から4月頃に緩効性の化成肥料などを与えるぐらいで良いです。
花壇では植え付けの際にあらかじめ元肥として腐葉土と牛糞などを混ぜて植えつけます。
そのあとには少し大きくなった3月頃に即効性の化成肥料などを1回だけバラまいておけばよいです。痩せ気味の方がよい花が咲くので、苗の時期以外は肥料を与えないほうが良いです。
花がら摘み
咲き終わった花がらは摘み取って次もよい花を咲かせます。種が採れるので、種を取りたい場合は摘まずに残しておきます。
ゴデチアの花言葉
ゴデチアにももちろん花言葉はあります。
ゴデチア自体の花言葉は「変わらぬ愛」「お慕いいたします」です。
それでは花言葉を見ていきましょう!
ゴデチアの花言葉|「変わらぬ愛」「お慕いいたします」
ゴデチアが咲くのは春の終わりごろからです。
そんな過行く春を惜しんで英語ではFarewellto springと呼ばれています。
春から夏に変わっても、ゴデチアが変わらずに美しい花を咲かせることから「変わらぬ愛、お慕いします」の花言葉がついたそうです。
ゴデチアは切り花としても人気なので、大切なパートナーや身近な人にステキな花言葉を添えて送ってみてもいいかもしれませんね。
ゴデチアを切り花にして楽しもう
ゴデチアは様々な種類がありますが、切り花におすすめなものもたくさんあります。
ぜひ花束にしてみませんか。