ローゼルという植物をご存知ですか?
名前は知らなくても、きっとどこかで見たことがあるはず…
そのくらい様々な場所でふと目にします。
そんなローゼルの種類や花言葉など、紹介していきます!
ローゼルってどんなお花?
まずは、ローゼルの基本的な情報から。
- 学名|Hibiscus subdariffa
- 科名|アオイ科
- 属名|フヨウ属
- 和名|紅葵
- 英名|Roselle
- 開花時期|9〜11月
以上がローゼルの基本データです。
和名が紅葵ですが、ローゼルではなく「紅アオイ」として取り扱う花屋も多いです。
ローゼル自体は多年草ですが、寒さに弱いので日本では一年草として扱われています。
草丈は1〜2メートルほどに成長し、たがいちがいに葉を生やします。
ローゼルは花?実?
ローゼルの赤い膨らんだ部分は、ガクと呼ばれる部分で、学名にもある通りハイビスカスの仲間です。
花が咲いた後に、中に実を包んだ赤いガクがつきます。
ハイビスカスのようにお花を楽しむのではなく、ガクを観賞用で飾ったり、ホウとガクを使ってお茶など食用で楽しむこともあります。
ローゼルの食用での効能・楽しみ方
ローゼルを食べる、ハイビスカスを食べるといえばハイビスカスティーが思いつきます。
ハーブティーのような感覚で飲むので、なにか効果がありそうですよね。
ローゼルには
- クエン酸
- ビタミンC
- ペクチン
が多く含まれてるので、
- 疲労回復
- 美肌効果
- むくみの改善
- 風邪・喉の痛みを和らげる
といった効能があります。
また利尿作用もあるので、デトックスやダイエットにも効果があるそうです。
ローゼルのレシピ例としては
- ハイビスカスティー
- ローゼルのジャム
- ローゼルの塩漬け
がよく作られます。
ローゼル自体に酸味があるので、お茶・ジャムはすっきりとした味わい。
塩漬けは梅干しや柴漬けのように少し酸っぱいお漬物のような味わいです。
ローゼルの種類
ローゼルは赤いというイメージがありますが、反対色のグリーン系もあります。
レッド系ローゼル
ローゼルレッド
カクテルパープル
グリーン系ローゼル
カクテルアイボリー
淡い色のローゼルもあるので、見つけてみてください!
ローゼルの花言葉
ローゼルには
「新しい恋」「常に新しい美」
という花言葉があります。
「新しい恋」は、朝に開いた花のいきいきとした様子からつけられたそうです。
「常に新しい美」は、毎朝新しく綺麗な花を咲かせるところからつけられたそうです。
ローゼルの効能からも「美」は感じられますね。
ローゼルは長く飾れるのでおすすめ!
ローゼルは水揚げがほとんどいらないので、切り花としては花持ちがいいです。
ドライフラワーにするのもよく見ますが、見た目があまり変わらず、簡単なのでおすすめです。
トータルで鑑賞できる期間も長くなるので飾っている花たちとの組み合わせに飽きたらドライフラワーにしてみてはいかがでしょうか!