玉シダは春から秋に、根茎からたくさんの細いランナーを伸ばして綿のような毛で覆われた新芽を出し、茎にそって多くの小葉をつけた羽状の葉が放射線状に広がります。
今回はそんなタマシダとはどんな植物なのか、花言葉や種類などをご紹介します。
タマシダってどんなお花?
玉シダの基本的なことを紹介します。
- 学名|Nephrolepis cordifolia
- 科名|ツルシダ科
- 属名|タマシダ属
- 英名|Swordferm
- 和名|玉羊歯(タマシダ)
以上が玉シダの基本データです。
タマシダは日本にも三種類ほど自生しており、よく観賞用で売られているのはツデーという品種です。葉が美しいだけでなく、強健で育てやすく、初心者にもおすすめのシダ植物です。
耐寒性は弱いですが比較的、育てやすい花です。
タマシダは花束でどう使われる?
タマシダは花束などにアレンジするときに、葉物として使われます。
グリーンとも呼ばれる、花束のアクセントになる役割です。
タマシダの名前の由来は
玉シダの名前の由来は別名はネフロレピスと言います。
日本では玉羊歯と言った名前がついており、日本が原産地です。
半耐寒性常緑多年草で茎はごく短く。ほぼ直立して、多数の葉をつけます。
タマシダの種類
玉シダは花は咲かないですが、葉が綺麗なので観葉植物で飾る事が多いです。
日本では3種が自生しています。
観葉植物としてよく栽培しているものから、今回はいくつか代表的な人気の玉シダを集めてみました!
ツデータマシダ
高さ20~30㎝程度で葉が波打ちます。
ツデージュニアともよばれています。
ネフロレピス・エクサルタタハッピーマーブル
葉に不規則に黄色の班が入ります。
観葉植物としてよく栽培されています。
タマシダダッフィ
羽片がとがっていません。
タマシダペチコート
葉の先端が分岐しています。
ネフロレピスペンドゥラ
中南米原産で葉が長く下垂するのが特徴です。
タマシダの育て方
タマシダはシダ系の植物です。
花は咲きませんが、葉の存在感が印象的な植物です。
耐陰性もあるため室内で育てる観葉植物としても向いています。
ここではこうしたタマシダの育て方についてご紹介します。
タマシダは耐陰性がある観葉植物なので、半日陰で育てましょう。
ある程度日陰でもしっかりと育ちます。
ただ、夏場の直射日光に弱い為、夏場は特に日に当てすぎないようにしましょう。
気温が高すぎると葉焼けを起こす事もあります。
屋外で育てる場合
タマシダを外で育てる場合には遮光が必要です。
遮光をしたい場合には屋根のあるところで育てたりすると良いでしょう。
また、ホームセンターなどで売っている遮光ネットも役立ちます。
室内で育てる場合
耐陰性があるため、室内でも育てやすいのがタマシダの利点です。
しかし、乾燥には弱いので、エアコンには直接当てないようにしましょう。
また多湿にも強いので浴室などのジメジメするところにも置くことが出来ます。
タマシダのお手入れ
日当たりのよい場所を好むので育てる場所がきまったらお手入れをしてあげると綺麗な葉の状態が長く続きます。
タマシダの枯れてきた葉があったら、切り取って整理します。
こうすることで病気なども防ぎやすくなります。
また下葉が枯れることがあります。
この場合には適度に間引いて植え替えすると良いでしょう。
水やり
タマシダを育てている表土が乾いたら水を与えましょう。
タマシダはしっかり水を上げないと、枯れたり、葉の色が変化しやすいので気を付けてください。
冬の水やり
冬になったら水やりの回数を減らします。
表土が乾いて数日たったら、水を上げる程度で十分です。
タマシダの肥料
タマシダはしっかりと肥料とやると育ちが良いです。
植えつけ
タマシダが5月から9月にかけて植え付けます。
真夏の時期に植えるのは発芽の関係からあまりおすすめできません。
植え替え
タマシダを鉢で育てている場合には、根詰まりを防ぐためにも定期的に植え替えします。
2年に1回を目安にすると良いでしょう。
植え替え時期は4月から8月にかけてが最適です。
根詰まりすると見た目が悪くなるだけでなく、水も吸収できなくなります。
最悪の場合、枯れる事すらあるので気を付ける必要があります。
もし植え替えをしない場合は根をある程度切り落としてあげてください。
タマシダの花言葉
タマシダにももちろん花言葉はあります。
花をつけないものの花言葉が存在しています。
タマシダ自体の花言葉は「愛嬌」「魅力」です。
それでは花言葉を見ていきましょう!
タマシダの花言葉|「愛嬌」
タマシダの花言葉「愛嬌」は可愛らしい葉が連想させるからきたと思われます。
タマシダの花言葉|「魅力」
「魅力」という花言葉はタマシダの葉の美しさが由来していると考えられます。
タマシダの葉は非常に多く、左右対称になっていて美しいのです。
規則正しく葉が揃っている姿は、魅力的に見えたのかもしれません。
そのことから「魅力」という花言葉がつけられたのでしょう。
花の見た目や特徴をあてはめて花言葉にすることはよくあります。
玉シダを切り花にして楽しもう
タマシダは様々な種類がありますが、切り花におすすめなものもたくさんあります。
細長い葉は30~40センチほどで垂れ下がり、観葉植物や切り花として出回っています。
シダ類の中では最もポピュラーな種類で花束やアレンジメントにもよく使われています。
他の花と合わせてまとめて飾る方とても綺麗になります。