歌でもお馴染みのチューリップ。
知らない人はいないくらい有名なお花です。
春先になると公園など花壇にも咲いていてよく見かけますね。
では、チューリップの種類や花言葉は知っていますか?
今回は、チューリップの種類と花言葉についてご紹介していきます!
チューリップってどんなお花?
- 学名|Tulipa gesneriana
- 科名|ユリ科
- 属名|チューリップ属
- 和名|鬱金香
- 英名|Tulip
- 開花時期|3〜5月
チューリップは、トルコや中東アジアで多く育てられる球根植物です。
原種だけでも100種類を超え、現在の品種はなんと5000種類以上もあります。
色もたくさんあり、お花の中でもかなりの種類があります。
チューリップはアレンジでどう使うの?
チューリップは、アレンジするときに「マスフラワー」として使われるお花です。
マスフラワーとは、丸い形に花びらがたくさん集まった花のことです。
アレンジの主役になる場合が多いです。
チューリップの原産地
チューリップといえばどこを想像しますか?
「オランダ」と答える方がほとんどでしょう。
ですが1500年ほど前にトルコでチューリップが描かれた壁画があり、原産国はトルコとされています。
現在、日本で出回っているチューリップの球根のほとんどはオランダ産です。
日本でのチューリップは?
日本国内で、チューリップが多く生産されているのは新潟県と富山県です。
秋に収穫するお米の裏作としてチューリップを栽培するようになり、この2県では県の花としてチューリップが定められています。
チューリップの特徴と種類
チューリップは春に咲きます。
球根植物で、その球根は3センチ程度です。
春に咲くとされていますが、その中でも「早咲き」「普通咲き」「遅咲き」の3つの時期に分けられます。
そのため、同じ場所に植えるなら開花時期を揃えるのが見栄えが良くておすすめです。
逆に、開花時期が違うチューリップをいくつか植えておくと、長く開花を楽しむことが出来ます。
チューリップの種類
チューリップは、上記でもあるように
咲く時期で3種に分けられます。
そしてさらに、花の色や元になった原種によって15の系統に分けられます。
その系統の特徴と代表的な品種をご紹介していきます。
スピーシーズ|タルダ
チューリップの原種の中でも、品種改良や栽培に利用される種類が少ない系統です。
ミニ咲きと呼ばれるほど、小型のものが多いです。
タルダという品種は、ユリのように平らに開く黄色い花が代表的な系統です。
花の縁に白い覆輪が入っていて、葉の緑とのコントラストが綺麗な花です。
植えっぱなしでも数年は花を咲かせるので、こちらもガーデニングで人気です。
フォステリアナ|オレンジエンペラー
草丈が20〜25センチと高く、葉と花ともに大きくて病気への抵抗力が高いのが特徴的な系統です。
オレンジエンペラーはその名の通りオレンジ色の大きな花な特徴の品種です。
花の中央部分には緑色のスジが入ります。
4月いっぱいしか開花時期がないので希少性もあります。
カウフマニアナ|ハーツデライト
チューリップの中で、最も早く開花時期を迎えます。
日が当たると花びらが水平に咲くので「スイレンチューリップ」とも呼ばれています。
ハーツデライトはピンクや白など薄い色の花に、白い斑点が入る品種です。
大きな葉にも斑点が入るのが特徴的です。
グレイギー|レッドライディングフッド
古くから品種改良が進められたこの系統は、大きな花とおおきな葉に紫の斑点が入るのが特徴的です。
これぞチューリップという、代表的な系統です。
レッドライディングフッドは真っ赤な花の色が鮮やかで特徴的な品種です。
葉に紫の斑点やスジがたくさん入っているので、エキゾチックな雰囲気のチューリップです。
一重早咲き|クリスマスドリーム
一重早咲きの品種は、花びらの先端が尖っているのが特徴です。
シンプルで小さい見た目で、クセがないので万人ウケするチューリップです。
クリスマスドリームはピンクの王道のチューリップと言えます。
早いものでは2月ごろから開花するものもあります。
八重早咲き|フラッシュポイント
先ほどの一重早咲きの突然変異種です。
花びらが開くと、とても豪華に見えるのが特徴です。
フラッシュポイントは、最初は白緑色をしていますが咲き進むにつれ、赤みを増してきます。
色の変化を楽しむことが出来るのでおすすめです。
トライアンフ|ストロングゴールド
一重咲き×一重遅咲きの品種を掛け合わせた系統です。
単色から覆輪まで、カラーバリエーションも豊富で、同じ品種だけでもアレンジができます。
ストロングゴールドは、パキッとした黄色が特徴のチューリップです。
開花してからも花の形が崩れにくく丈夫です。
ダーウィンハイブリッド|オックスフォード
第二次世界大戦後に作られた、チューリップの中では新しい系統です。
複数の原種を掛け合わせて作られました。
花と茎ともに丈夫なので育てやすいのが特徴です。
オックスフォードは、チューリップの中でもよく出回る品種改良で、大きな真紅の花を咲かせます。
草丈が40〜50センチと高いのが特徴です。
一重遅咲き|プリンスオブニッポン
草丈が高く、満開になっても花の形が崩れにくいので、
切り花に向いています。
プリンスオブニッポンは、黄色い花に赤のぼかしたような模様が入る品種です。
咲き進むにつれ赤のぼかしが濃くなるのが特徴です。
八重遅咲き|アンジェリケ
一重遅咲きの突然変異種です。
八重咲きなので、咲き方は豪華です。
カラーバリエーションが豊富で、人気です。
アンジェリケは、花色が淡いピンクでかわいい見た目です。
チューリップに見えないほど花が豪華です。
可愛らしい見た目と花の開きかたが豪華なことから「天使の八重咲き」「ローズチューリップ」とも呼ばれています。
レンブラント|レムズフェイバリット
白や黄色や赤などのはっきりした色の花に、褐色や紫のモザイク柄のような絞り模様が入る品種です。
この模様はウイルスが原因とも言われており、他のチューリップに移らないようにと
品種はまだまだ少ないです。
レムズフェイバリットは「レンブラントチューリップ」と呼ばれるほど、この系統を代表するチューリップの品種です。
花の形がふっくらしていて可愛らしいのが特徴です。
フリンジ咲き|ゴリラ
花びらの縁に細かい切れ込みが入っていて、フリルのようになっている系統です。
遅咲き品種の突然変異種とされています。
ゴリラは名前の通り黒っぽい紫の花を咲かせます。
色だけで見ると、怖い雰囲気ですがフリンジ咲きなので少し可愛い雰囲気になります。
ユリ咲き|バレリーナ
名前の通りユリのように花びらが外に反り返った見た目のチューリップです。
バレリーナは、オレンジ色の尖った花を咲かせます。
甘い香りがするのが特徴です。
ビリデ咲き|スプリンググリーン
花びらの中央に緑の太い線が入る、珍しい系統です。
「グリーンチューリップ」とも呼ばれています。
スプリンググリーンは春らしく爽やかな花の色をしています。
草丈が40〜45センチと高くて、花の先端の緑が特徴的なチューリップです。
パーロット咲き|フレミングパーロット
花びらに深い切れ込みが入っていてねじれているのが特徴的な系統です。
オウムのとさかのような見た目をしていることからこう名付けられました。
フレミングパーロットは黄色に赤い模様が筋のように入った品種です。
パーロット咲きの中では1番人気のある品種です。
チューリップの花言葉
チューリップの花自体には
「思いやり」という花言葉がつけられています。
色ごとでの花言葉もあるので見てみましょう。
チューリップの花言葉|白
白のチューリップには
「失われた愛」という花言葉がついています。
チューリップの花言葉|赤
赤のチューリップには
「愛の告白」「真実の愛」という花言葉がついています。
チューリップの花言葉|ピンク
ピンクのチューリップには
「愛の芽生え」「誠実な愛」という花言葉がついています。
チューリップの花言葉|黄色
黄色のチューリップには
「望みのない恋」「名声」という花言葉がついています。
チューリップの花言葉|紫
紫のチューリップには
「不滅の愛」という花言葉がついています。
チューリップは種類も色も豊富!
チューリップは非常に多くの種類とカラーバリエーションがあります。
プレゼントや家に飾る場合でもきっとお気に入りの種類が見つかるでしょう!