ソリダスターの種類と花言葉

ソリダスターというお花をご存知でしょうか?
きっと目にしたことがある方は多いと思います。
ソリダスターは鮮やかな黄色のお花を咲かせます。
そんなソリダスターの種類と花言葉について、今回はご紹介します。

ソリダスターってどんなお花?

ソリダスターってどんなお花?

まずはソリダスターの基本的な情報について見てみましょう。

  • 学名|Solidaster luteus
  • 科名|キク科
  • 属名|ソリダステル属
  • 和名|麒麟草(きりんそう)
  • 英名|Solidaster
  • 開花時期|7月~8月

ソリダスターは雑種の植物です。
20世紀初頭、フランスのリヨン地方で誕生したと言われており、ソリダゴ属の一種と、アスター属のテリアツバギクの交配種です。
園芸品種においては、お花の交配によって作られたものが多数ですが、その中でもソリダスターのように異なる属同士の交配によって生じたものは多くありません。
自然に生まれるものではないため、自然界には存在しておらず、株分で増やします。
ソリダスターは、草丈が60~70cm程度となる多年草です。
よく枝分かれをし、葉っぱは互生する単葉であり、倒卵形~線形、全縁で、3本の脈が目立ちます。
お花は直径1cm程度のものを無数につけます。
中心部にはクッションのような丸い部分があり、その周りを舌状花(花弁のようなもの)がぐるっと囲んでいます。
花弁は小さいですが、ヒマワリの花のような形をしており、咲き始めは鮮やかな黄色の花を咲かせますが、後には淡い黄色に変わります。
ソリダスターという名前は、ラテン語の「Solid(ソリッド)」で「癒す」という意味と、「Aster(アスター)」で「星」を意味するというところから由来すると言われています。

ソリダスターはアレンジでどう使われる?

ソリダスターは、花束などでのアレンジの際は「フィラーフラワー」として使われます。
フィラーフラワーとは、枝分かれした先に、小さいお花をたくさんつけるお花を指します。
立体感を出したり、空間を埋めたりするために使用されます。

ソリダスターの種類

冒頭でも紹介した通り、属間交雑によって人工的に生み出されたのがソリダスターです。
ソリダゴ属とアスター属を掛け合わせて生まれたことから、ソリダスター属が設立されました。
ソリダスターの代表的な品種についてご紹介します。

ソリダスター・ルテウス

交雑種であるこの品種は、ソリダスター・ルテウスと命名され、一般的にはソリダスターというとこの品種を指します。
鮮やかな黄色のお花を咲かせますが、最近では白色のお花も生まれています。

ソリダスターと似たお花がある?

色々と調べていると、ソリダスターと名前が似ているお花があると言われていることが多いです。
似ていると言われているのが、「ソリダコ」です。
ソリダスターは、ソリダゴとアスターの雑種ですよね。
ソリダスターが、属間交雑ということをご存知ない方が少なくないようで、そのような話題があがるようです。
ちなみに、それぞれの違いの見分け方ですが、ソリダスターはスプレー状になっている枝の1本ずつが長く、全体的にふわふわとしています。
対して、ソリダコは花びらが長いのが特徴と言えます。

ソリダスターの両親は?

ソリダスターは、属間交雑によって誕生しましたが、元となったお花はどのようなものなのでしょうか?
片方の親である、ソリダゴ属の植物は、北アメリカが原産であるのが大半です。
セイタカアワダチソウが一番有名と言われ、およそ百数種が知られています。
繁殖力は非常に高く、一時は各地の野山がこの草に埋め尽くされるほどでした。
しかし、自滅作用を起こし、現在ではかなり減ったと言われています。
もう片方の親である、テリアツバギクも、ソリダゴ属と同様に北アメリカが原産です。
このお花は枝分かれをし、直径約2cmの白い花をたくさんつけます。
名前のとおり、葉っぱには光沢があるのが特徴です。
草丈が約30cmの矮性種、草丈が約70cmの高性種の栽培がおこなわれています。
この両親の中間をとって生まれたのがソリダスターです。

ソリダスターの花言葉

ソリダスターの花言葉

ソリダスターには、趣の違う二種類の花言葉が存在します。
「豊富な知識」「私に振り向いて」です。

また、主に有名なのはこの二種類ですが、実はあと二つあるとも言われています。
それが、「永遠の少年」「広がる愛の輪」です。
どれも少し方向性の違った花言葉ですが、前向きな言葉ですね。
博識な方へ贈りたいとき、また、片思いの相手へ贈りたいときには、ソリダスターはぴったりと言えるでしょう。

ソリダスターはふんわりとした綺麗なお花!

今回は、ソリダスターについてご紹介しました。
人工的に作られたソリダスターですが、素敵な花姿、そして花言葉を持っています。
振り向いてほしい相手に贈るときには、もってこいのお花ですよね。
アレンジメントではフィラーフラワーとして、カスミソウの代わりを担うことも多々あります。
ふんわり広げるようにすると、黄色い色をしたカスミソウかのような雰囲気が出ることでしょう。
ぜひソリダスターを贈ってみてはいかがでしょうか。

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